弦楽器4人にパーカッションを加えた、日本では数少ないキンテート編成のショーログループ。2000 年より活動を開始して以来、東京を拠点にコンスタントに演奏を行い続けている。グループ名はポルトガル語で「紫の薔薇」の意味。ショーロの本来のスタイル であるインストルメンタルに加え、歌曲も演奏している。メロディーと音色を大切にした明快なアンサンブルで、ブラジル音楽ファンのみならず広い層のリス ナーから支持されている。
ショーロ (choro) とは
ブラジルに古くからある室内音楽。ヨーロッパからの移民と共に運び込まれたポルカやマズルカ、ワルツなどと、アフリカから持 ち込まれたリズムが、19 世紀末にリオ・デ・ジャネイロで融けあって生まれたとされる。美しいハーモニーと快活なグルーブ感を 持ち、後にポピュラーとなったサンバやボサノバにも影響を与えた。近年は日本でもその魅力が改めて注目されている。